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ナイトオブワンダー「真夏の夜の水族園」

戦略広報課です。
今年の夏もものすごく暑かった~。
昼間に出かけるのはツライ。。でも夏にどこにも行かない、というのもつまらない。じゃあ、日が沈んでから出かけたらいいんじゃない?ということで葛西臨海水族園と上野動物園の夜のイベントに行ってきました。
まずは葛西臨海水族園の「Night of Wonder ~夜の不思議の水族園~」をご紹介します。

葛西臨海水族園ではお盆の時期の8月11日から14日の4日間、開園時間を3時間延長。水槽の照明を消して魚たちと一緒に夜を迎えるのです。なんだかステキな夜になりそうだわ~。わくわく。

園のシンボル・ガラスドーム

入り口には海に浮かんでいるような、ライトアップされたドームがお出迎え。青くてステキ。海風もさわやかで、これだけで癒されました~

まずはウェルカムトーク。飼育スタッフさんが夜の水槽で観察できるおすすめポイントを紹介してくれました。お客さんが大勢来ています。盛況すぎてうれしい悲鳴。

さあ、どんな魚たちがいるのかな?

黄色の尾が鮮やかなスポットフィンホグフィッシュ。消灯時間が近づくと水槽内で産卵行動を見せることがあるんだそうです。

2岩陰で休むナメモンガラ
水槽は見ているだけで涼しい~

ここは「海鳥の生態」の水槽です。ユニークな動きのエトピリカ。バシャバシャと水しぶきをあげて泳いでいます。

水中の様子も見ることができるんです。足を一生懸命動かしてがんばってますね。

たまご、見えますか~

このときは、ちょうどエトピリカが抱卵中。ライブ映像で見ることができました。

だんだん日も傾き、夕暮れに。向こうには葛西臨海公園の観覧車が見えます。

レストランテラスでシーライフトーク。この日は園長と獣医さんのお仕事紹介がありました。

お話をしてくれた園長の錦織一臣さん(右)と獣医の吉本悠人さん。二人で「カニカニ~」とポーズ。
水族園に獣医さん?と思う方もいるかもしれませんが、生き物の健康管理、魚の治療や手術なども行います。例えば大きいドクウツボの右の頬が腫れてしまい、調べたら良性の腫瘍。手術で取り除き、傷が閉じるのを待っているそうです。

トークショーが終わってからも子どもたちが続々と質問に並びます。「どうしたら水族園で獣医として働けるの?」など熱心に聞いている子もいました。みんな水族園の仕事に興味津々なのです。

ウニランプ

テラスの各テーブルに置かれたウニランプは、なんと水族園スタッフの手づくり。ウニの殻で作りました。夕方になってくると光ります。かわいいです。

外にいたフンボルトペンギン。プールに飛び込んでくれるかどうか、見ていたのですが、結局入りませんでした。いまペンギンの生態エリアは補修工事中。臨時の仮設展示スペースなので、ペンギンたちも新しいプールは様子見。慎重なんですね。

海だよ~。東京湾だけど東京じゃないみたい。

景色は夕暮れから夜にうつっていきます。月が見え始めました。

情報資料室もナイトラボ仕様に。骨格標本もライトアップされました。

4キラキラ★ナイトブルー

レストランでは夜の海をイメージしたNight of Wonder 限定ドリンク・ライチ味のソーダ「キラキラ★ナイトブルー」が人気でした。
飲むのがもったいないみたいにウツクシイ。

霧の演出。ミストなのでひんやり~。向こうに見えるのは園のガラスドームです

水族園を楽しく探索するうち、外はもうすっかり夜。水族園のドーム近く「空の広場」に霧が・・。こちらは同時期に開催していた「海とつながる。アートをめぐる。― Harmony with Nature ―」の霧の演出でした。

みなさんに親しまれている葛西臨海水族園もオープンから35年経ち、建物や設備も古くなってきました。今後、リニューアルが予定されていますが、水族園のシンボルともいえるこのガラスドームは新しい水族園になっても保存される計画です。
暑い毎日の中、ほっとさせてくれる水辺のひとときでした。海の生物たちを見て心がなごみました。また来ようっと。 (`・∀・)ノイェ-イ!

帰り道、葛西臨海公園の観覧車がお見送り。
どこまでもきれいな夏の夜でシアワセ・・。

写真1~4、サムネイル画像 提供:(公財)東京動物園協会

葛西臨海水族園公式サイト - 東京ズーネット