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東京都マガジン

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東京都庁関連のnoteをまとめています。
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2020年10月の記事一覧

賀来座長 ごあいさつ

このたび、10月1日付で、あらたに立ち上がりました東京 i CDCの専門家ボードの座長ならびに東京都参与に就任いたしました賀来満夫(かくみつお)です。 今後、新型コロナウイルス感染症をはじめ、さまざまな感染症に関する最新の科学的事実や情報などを小池百合子都知事、都民の皆様方へお伝えし、皆様方の安全・安心な生活に貢献できるよう努力してまいりたいと思います。 すこし、自己紹介をさせていただきます。 出身は大分県で、長崎大学医学部を卒業した後、大学院で感染症の基礎的研究に取り組み、

新型コロナウイルス感染症と季節性インフルエンザの同時流行を見据えた都の取組

季節性インフルエンザとの同時流行に向けた対応方針について、東京iCDCでとりまとめ、これを踏まえた都の取組について、お知らせします。 受診相談体制発熱等の症状がある場合には、受診が必要かどうかについて、まず、身近な医療機関に電話で相談してください。かかりつけ医がいる場合は、かかりつけ医に連絡をお願いします。かかりつけ医がいない場合は、東京都内の地区医師会のホームページでご自分で検索されるか、今回都が設置する東京都発熱相談センター(TEL 03-5320-4592) にご相

「東京 i CDC」とは

1 「東京 i CDC」 東京都では、感染症に関する政策立案、危機管理、調査・分析、情報収集・発信など、効果的な感染症対策を一体的に担う常設の司令塔として、令和2年10月1日に「東京 i CDC」を立ち上げました。 <名称>  略  称:東京 i CDC  英 語 名:Tokyo Center for Infectious Disease Control and Prevention  日本語名:東京感染症対策センター 平時では、政策立案や国・大学等とのネット

ポスト・コロナに向けた32人の有識者からの“ずっしり”と重い提言、しっかり受け止めます

新型コロナウイルスとの戦いを乗り越え、東京の構造改革を進めるのが私たち構造改革推進チームのミッションです。コロナの影響によって世界はどう変わっていくのか?明るい未来の東京を創り上げるために、私たちは何をすべきか?世界を舞台に活躍している32人の有識者の方々から、未来に向けた提言をいただきました。 有識者メンバーのご紹介今回の提言の取りまとめをしていただいた「ポスト・コロナにおける東京の構造改革有識者会議」のメンバーは以下のとおりです。 続いて、「ポスト・コロナを見据えた東

キャッシュレス・タッチレスはウィズ・コロナ時代の「当たり前」。役所も早く追いつかなきゃ、という話

キャッシュレス社会における役所の現在地昨年10月1日から今年の6月末まで経済産業省が実施したキャッシュレス・ポイント還元事業の後押しもあり、世の中のあらゆるところでキャッシュレス化が進んできています。さらに、ウィズ・コロナ時代においては、現金を通じた感染リスクを防ぐという意味において、非接触で支払いが可能なキャッシュレスの大切さを実感するようになりました。 一方、行政手続きや公共施設の利用においては、キャッシュレス化を進めてはいるものの、まだまだ発展途上です。自動車税、固定

都庁で削減する1億枚のコピー用紙を積み上げたら、なんと高さはエベレスト超え!?

エベレストまで届く紙の量を削減東京都が進める「5つのレス徹底推進プロジェクト」、前回のはんこレスに続いて、今回はペーパーレスとFAXレスについてご紹介していきます。 都庁が「DX推進に向けた5つのレス徹底方針」において掲げているペーパーレスの方針は、「デジタルツールの活用により、コピー用紙を50%削減(2021年度/2016年度比)」するというものです。 以前行った宮坂副知事へのインタビューのタイトルを「都政の構造改革の第一歩は、コピー用紙1億枚削減から!?」としていまし

はんこレスでも必要なはんこってあるの?【都庁が取り組む「5つのレス推進徹底プロジェクト」】

「幼虫」から「さなぎ」へ、5つのレス徹底推進プロジェクト都庁のデジタル化を進めるにあたり、まずは構造改革推進チームが先陣を切って取り組み、成果を示すということは、前回の記事のとおりです。 では、デジタル化にどこから着手するべきでしょうか?先日の宮坂副知事へのインタビュー記事にもありましたが、DX(デジタルトランスフォーメーション)の実現を空にはばたく蝶に例えるなら、文書をパソコンというデジタルツールで作ってわざわざアナログの紙で出力している今の都庁は、「幼虫」に留まっている

ポスト・コロナにおける東京の構造改革有識者会議を開催しました!

9月9日(水)、10月9日(金)に、「ポスト・コロナにおける東京の構造改革 有識者会議」をオンラインで開催しました。 この会議は、ポスト・コロナを見据え、デジタル化の加速、産業構造の変化への対応など、日本と東京の新たな成長の原動力につながる社会システムの変革について議論し、東京都の長期戦略などに反映させていくことを目的としています。 メンバー 会議にご参加いただいたメンバーは、以下のとおりです。企業経営者、学識経験者など、各界の第一線でご活躍されている方にご協力いただきま

1年前にWi-Fiもなかった都庁をどうやってデジタル化するの?~東京都が進める「7つのコア・プロジェクト」~

前回の記事(※10/9公開、宮坂副知事へのインタビュー)では、宮坂副知事が1年前に就任した際にWi-Fiが無くてびっくりしたという話がありました。今ではWi-Fiも使えるようになりましたが、そんな都庁をどこから、どうやってデジタル化していくのでしょうか? また、武市副知事の話(※10/9公開記事)にもあったとおり、まずは職員のマインドチェンジを図ること、そのためには我々構造改革推進チームが先陣をきって取り組み、その成果を示すことで、都庁全体に広げていくことが求められています

「ポスト・コロナを見据えた東京のDXの推進に向けたオンラインシンポジウム」を開催 ~皆さまからの質問にお答えさせていただきます~

10月12日(月)にシンポジウムを開催しました。皆様ご参加いただけましたでしょうか? 見逃した方はコチラ↓ 慶應義塾大学の村井純教授にモデレータの役を担っていただき、アマゾンジャパン合同会社のジャスパー・チャン社長、ネットイヤーグループ株式会社の石黒不二代代表取締役社長CEO、慶應義塾大学医学部の宮田裕章教授、株式会社シナモンの平野未来代表取締役社長CEOそして、小池百合子東京都知事と宮坂学副知事による活発な議論となりました。 さて、今回、システムを使って、オンラインで

都政の構造改革の第一歩は、コピー用紙1億枚削減から!?都政のDXって何?【入都1年目の職員が副知事に聞いてみた】

東京都はなぜ「5つのレス徹底方針」を出したのか?デジタルトランスフォーメーション(DX)推進のキーマンである宮坂副知事に、今年4月に入庁した安斎主事がインタビューしました。  デジタルトランスフォーメーション(DX)って何? -宮坂副知事が東京都の副知事に就任されてから1年になりますが、周りの先輩に話しを聞くと、宮坂副知事が来られてから、都庁のIT化が大きく進んだという声をよく聞きます。特に現在の都庁では、「DX(デジタルトランスフォーメーション)」という用語が飛び交ってい

東京都の構造改革推進チームって何?【入都1年目の職員が副知事に聞いてみた】

8月に構造改革推進チームが立ち上がりました。一体どんなことをするチームなのでしょうか?今年4月に入庁した安斎主事がチームリーダーの武市副知事にインタビューしてみました。 構造改革って何?-よろしくお願いします。そもそも今回、どういうきっかけで構造改革に取り組むことになったのでしょうか。また、構造改革とは何をどう改革していく事なのでしょうか。 今回のコロナで様々な構造的な課題が浮き彫りとなりました。ポスト・コロナを見据え、世界で選ばれる都市になるためには、スピード感を持って

note歴2カ月の都庁職員が、10年以上続くテックブログから「ブログ」を学ぶ

都庁の外に目を向ける。 民間企業の情報発信を参考にする。 そこで得たノウハウを活用し、このnoteをよりよいものにしていく。 先日、Yahoo! JAPAN Tech Blogの運営リーダーである山本さんに、ブログのいろはから、運営方針など、幅広くお話を伺いました。 私たちとってはまさに学びの場です。 このnoteは開設後2カ月弱、一方ヤフーさんは開設後約12年。 まだまだ駆け出しの私たちですが、事前に次世代通信推進課内で集めた20個近い質問を集約し、学びの場に臨みました

ユーザーフィードバックで磨き続けるWebサービスのつくりかた(2)

前回に続いて、東京テックチームからユーザーの直接の声とログを頼りにWebサービス改善に活かす方法をお届けします。 〈対話型開発〉では、サービス本番公開の瞬間はゴールではなくスタート。それは、否定的な意味で語られがちな「役所仕事」のイメージを「サービス業」として再定義することでもあります。そしてサービス業である以上、答えは自分ではなく顧客であるユーザー(都民)が知っています。それを逃さないことです。 本稿では、公開後にサービスの使いやすさや利便性を高めるための方法論として、