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東京都マガジン

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東京都庁関連のnoteをまとめています。
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2021年4月の記事一覧

いただいたご提案を受け、オープンデータを充実します!

本年2月16日に開催した「第1回東京都オープンデータ・ラウンドテーブル」。行政のオープンデータ化の取組を推進するため、民間企業等のみなさまからデータ活用のニーズを直接お伺いしました。 この度、いただいたご提案を受け、都庁内部でデジタルサービス局と各局で調整し、新たに東京都オープンデータカタログサイトでデータを公開しましたので、お知らせします! その1:駅のエレベーターの点検情報をオープンデータ化! ラウンドテーブルでは、市民開発者の奈良和紘氏から、駅のエレベーターの点検

MaaSの実証を行いました

皆さんこんにちは。今回、次回と2回に分けて、昨年度実施したMaaSの実証実験についてご紹介させていただきます。 最近様々なところでMaaSという言葉を聞くと思います。公共交通による移動がアプリで便利になる仕組みで、今は様々なところでMaaSの取組が行われています。このMaaSについて、東京都では、都内の様々なフィールドで、3つのプロジェクトの実証に取り組みました。 地域の交通不便をいかに持続的に解決するか 地域によって具体的な課題は様々ですが、東京も例外でなく、高齢化や交通

「デジタルサービス局」になりました

皆さんこんにちは。ネットワーク推進課長の髙橋です。 東京都では、4月1日に戦略政策情報推進本部がデジタルサービス局に変わりました。 装いも新たに、東京のDXをさらに進め、デジタルの力を活用して、都民の皆さんが実感できる形で東京のまちや行政サービスをよりよいものに変えていきたいと思います。 今後とも、デジタルサービス局をどうぞよろしくお願いいたします。 新年度の初回ということで、ちょっとした所感と今年度の発信についてお話しさせていただきます。多少固い内容になりますがお許しくだ

専門家ボードのメンバーはどんな人?⑲(人材育成チーム 泉川 公一先生)

こんにちは。東京iCDCの事務局です。 東京iCDCの専門家ボードに参画いただいている先生方を順番に紹介していきます。 19回目は、人材育成チームの泉川 公一(いずみかわ こういち)先生です。 ―Q 最初に自己紹介をお願いします。 はじめまして。私は、泉川公一と申します。 長崎大学病院で感染症の診療と感染対策の仕事を主におこない、長崎県のコロナ対策調整本部のリーダーとして行政の皆さんをはじめ、県内の医療機関の皆さんとも協力をして仕事をさせていただいております。東京iCDC

「ミドル・バックオフィス業務の外部委託費用等」に係る補助金  認定受託者等及び認定新興資産運用業者等(認定EM等)の募集について

東京都では、「国際金融都市・東京」構想において取組の一つとして掲げている「資産運用業者の体制構築に向けた支援」の具体的取組として、「ミドル・バックオフィス業務の外部委託費用等」に係る補助金を創設しています。この度、認定受託者等※1及び認定新興資産運用業者等(認定EM等)※2を下記のとおり募集しております。 ※1 認定受託者等:資産運用業に関するミドル・バックオフィス業務の受託者等で東京都が認定した信託銀行・システム会社等 ※2 認定EM等:新興資産運用業者又は海外から新規に

職員の働き方が変わる!未来型オフィスのプロトタイプが都庁で稼働しました。

都は、オフィスに縛られない新しい働き方を実現する第一歩として、未来型オフィスのプロトタイプを第一本庁舎24階に整備しました! このオフィスは、デスクや固定電話、紙などに制限されたこれまでの働き方を抜本的に見直し、柔軟で自由に働ける環境を構築することで、組織の壁を超えたイノベーションを創出し、職員の生産性を高めていくことを目的としています。 4月5日に知事も新オフィスの様子を視察されました。 4月に新設されたデジタルサービス局の職員が利用する本オフィス。今回は、その機能な

新型コロナの「変異株」って?

こんにちは。東京iCDCの事務局です。 最近ニュースでよく聞く新型コロナウイルスの「変異株」。その未知さゆえに、なんだか得体の知れない敵が攻めてくるような不安や恐怖を感じる方も多くいらっしゃるかもしれません。 「変異株」については、以前、東京iCDCのnote記事でも取り上げましたが、ウイルスは人の体内に侵入して、増殖する際に遺伝情報をコピーします。そのタイミングでコピーミスが起こることがありますが、その結果、ウイルスの遺伝情報の一部に変化が生じたウイルスのことを「変異株」

専門家ボードのメンバーはどんな人?⑱(人材育成チーム 加來 浩器先生)

こんにちは。東京iCDCの事務局です。 東京iCDCの専門家ボードに参画いただいている先生方を順番に紹介していきます。 18回目は、人材育成チームの加來 浩器(かく こうき)先生です。 ―Q 最初に自己紹介をお願いします。 私は、埼玉県所沢市にある防衛医学研究センターで、感染症疫学と感染制御に関する研究を行っています。具体的には、感染症のアウトブレイクが起こると、なぜ、どのように広がっていったのかを現地で調査します。またそこから得られたエビデンスを感染対策につなげていく、

マスクやテレワーク。できないのはなぜ?-都民アンケート結果から(1)

こんにちは。東京iCDCリスコミチームです。 新型コロナの感染拡大がおさまりません。2021年4月12日からは東京都にまん延防止等重点措置も適用されました。リスコミチームでは、感染流行が長引くなかでの、都民のみなさんの意識やくらしを理解するため、都民アンケート調査を実施しました。 以前にも2回、新型コロナに関する都民意識アンケートを行っていますが、今回の調査は、サンプル数、調査項目を増やした詳細な調査となっています。 このアンケートでは数十以上の質問をしました。それらの

新型コロナのワクチン。接種する?知ってる?-都民アンケート結果から(2)

こんにちは。東京iCDCリスコミチームです。 3回にわたり、都民アンケート調査の結果をお届けしています。第1回では、都民の感染予防策の取組状況、対策をしていない場合の理由等について述べました。 2021年4月12日から高齢者向けのワクチン接種が始まりました。そこで今回は、都民の新型コロナのワクチンに対する意識と知識について、調査結果を見ていきたいと思います。 アンケートでは、まず、「あなたは、新型コロナワクチンの接種を受けようと思いますか」と質問しました。その結果が下の

「コロナかも・・・?」受診しないのはなぜ?-都民アンケート結果から(3)

こんにちは。東京iCDCリスコミチームです。 3回にわたり、都民アンケート調査の結果をお届けしています。第1回では基本的な感染予防策の取組の実際について、第2回では新型コロナのワクチンに対する意識と知識について述べてきました。 感染流行が1年以上続き、医療現場の加重負担と通常医療へ影響は長期化しています。医療提供体制は無限ではありませんが、様々な努力と工夫のもとで医療提供体制は維持されています。今回は、その状況のなかでの、受診に関する都民の意識や経験について、調査結果を見

バルセロナに学ぶ、データサイエンスを駆使した「まちづくり」

3月25日に開催された第3回都庁デジタルセミナー。今回は、都職員に加え、区市町村のデジタル担当職員にも門戸を広げ、「都市とテクノロジー」をテーマに、東京大学 先端科学技術研究センターの吉村有司特任准教授にお話しいただきました。 吉村氏は、コンピュータサイエンスの博士号を持つ建築家として、人工知能(AI)やビッグデータを応用した都市計画や、まちづくりに取り組んでいます。スペイン・バルセロナの都市計画などに15年以上かかわった後、マサチューセッツ工科大学(MIT)で研究員を務め