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東京都戦略広報課

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東京都戦略広報課発信。メジャーな都政からふだんあまり知られていない、地道に行っている都政、ほかに東京ならではの産業や文化などもご紹介します。
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#ボランティア

ヒナちゃん、元気に育ってね

広報広聴課です。 「下水道局の施設の上で絶滅危惧種の鳥の巣があるらしい」 「卵が孵ったりもしているようだ」 という情報を得まして、さっそく行ってみることにしました。 羽田空港そばにある森ケ崎水再生センター。この屋上にコアジサシという名前の鳥の営巣地があるのです。 コアジサシは漢字で書くと「小鯵刺」。海岸や川などの水辺に生息し、狙いをつけて水にダイビングして魚をとらえる様子からこの名前がつけられたと言われています。英語名はリトルターン。 このコアジサシを巡って官民連携のドラマが

東京農業のいま  援農ボランティアで農家を助ける

都庁の立つ西新宿界隈は見渡す限りの高層ビル群。ほかに渋谷、六本木などを見てもかつてこの国の民が農耕民族だったことを思い出すことはほとんどありません。 農地は作物を作る以外に、四季折々の自然の移り変わりを通して人々の心に潤いも与えてくれていました。 昭和60年、12,500ヘクタールあった都内の農地は平成30年には6,790ヘクタール。昭和35年に約5万人いた農業者は平成27年には約1万人となり東京農業の規模は縮小してきました。【注】 【注】東京都の農林水産統計データ(令和元