みんなキラキラ。表も裏も支えた5日間
広報広聴課です。
夏の話になりますが(季節外れでスミマセン・・)7月31日から8月4日まで「とうきょう総文2022」が東京で開かれました。
正式名称は第46回全国高等学校総合文化祭東京大会。そもそも「総文」って何?という人も多いと思うのです。身近に高校生がいれば「知ってる!」となるかもですが、そうでないとなかなか縁遠い世界。
かくいう筆者も知りませんでした。。
しかしそこのあなた!この総文、知らなきゃソンです。
高校生の文科系インターハイとでもいいましょうか。日本の文化を高校生が受け継いでいるんだなあと感じることができる、また種目によっては熱い戦いが繰り広げられる祭典なのです。
裏方を支えるのは
「総文」の大きな特徴の一つは生徒が主体的になって作り上げているところ。公募で集まった高校生による生徒実行委員会が中心となって、この大会を支えています。
大人顔負け、という言葉がありますがホントその通り。いや、むしろ高校生のほうがすごいと言っても過言ではありません。よくぞここまでの大会を作り上げたなあと思いました。
今回の「総文」では令和2年度、3年度と実行委員の公募があり、集まった生徒たちが「総務」「総合開会式」「パレード」「広報イベント」「国際交流」「記録・編集」の6委員会に分かれます。
イベントをイチから企画運営するいわば「総文」のブレーン的存在。
いよいよスタート
7月31日は総合開会式とパレード当日。
「式典」から始まり、海外や次年度開催地の高校生も出演した「交歓会」、そして高校生キャストによるオリジナルミュージカル、と盛りだくさんな開会式につづいて全国から集まった約1,600人の高校生によるパレードがありました。なんと13時半から18時半までの計5時間。
無事に終了した夕方、準備してきた各委員会の高校生たちは感無量だったようです。
「総文」は部門ごとに都内各会場で開かれますから、こんな風に高校生たちが一堂に集まる機会がありません。実行委員もこの日を一つのゴールに定めて走ってきた、とも言えます。
知らない同士だったけど
広報イベント委員会に所属する3人の高校生、望月さん、成瀬さん、山田さんに開会式・パレードが終わったあとの気持ちを聞いてみました。
望月さん「コロナで休校中だったり、文化祭も中止。つまらないなあと思ってました。でも今日大会が開催されて感動しました。いろいろな面で勉強になりました。コロナが東京でも増えてきて、直前まで心配でした。開催できて本当によかった」
成瀬さん「知らない同士、初めましてから始まり、同じ目標に向かって『がんばったね』と言い合える関係になれました。だから今日の開会式も成功できたと思います」
山田さん「広報として作ってきたグッズなどをいろいろな人が本当に買ってくれて嬉しかっです」
やはりコロナの影響は大きかったんですね。委員会のミーティングも対面ではなくオンラインで行ってきたそうです。お互いに顔を直接合わせたのは、この「総文」開催数か月前だったとか。
初めて見る部門も
「総文」で開催する規定の部門は全部で19。合唱、弁論、将棋、小倉百人一首などなじみのあるものから初めて耳にするものもありました。
はじめて見た、吟詠剣詩舞。独特の世界です。 漢詩や和歌を歌う「吟詠(ぎんえい)」と吟詠に合わせて舞う「剣詩舞(けんしぶ)」を総称した日本の伝統的な芸。
郷土芸能。一見イマドキの高校生が郷土の指定無形民俗文化財を披露していて新鮮でした。こんなマッチングもあるんだなと。
ほかに協賛部門(開催地が独自に設置する部門)として軽音楽、茶道、特別支援学校、ボランティアがありました。
フランスの高校生たちとも
また今回、国際交流として大会の前に都内のホテルで歓迎レセプションが開かれました。
参加したのはフランスのポール・ポワレ高等学校の生徒。ファッション関連のカリキュラムが充実した高校ということもあって、みなさん超ファッショナブル。
レセプションを仕切るのは、もちろん日本の高校生たちです。
全部の写真を紹介したいのはやまやまですが、ページの都合上ここまででお許しを。つづきは広報広聴課の「東京アルバム」でお楽しみください。
来年の「総文」開催地は鹿児島です。東京から鹿児島の高校生たちにバトンタッチ。
とにかく一生懸命な高校生たち。見ているととても、すがすがしい。
「総文」をこれからも注目していこうと思いました。みなさんもぜひ!