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「東京の宝」、未来に引き継ぎます

 東京都は、江戸東京の伝統技術や老舗産品に新たな視点で磨きをかけ、東京を代表するブランドとして発信する「江戸東京きらりプロジェクト」を推進しています。
 その牽引役となる意欲にあふれる取組を「モデル事業」として募集してきましたが、応募のあった候補の中から、5つのモデル事業が決定しました!

令和2年度モデル事業

ここで5つのモデル事業をご紹介します。

竺仙②

「江戸より続く技術とオリジナルのデザインによる『竺仙テキスタイル』の発信」 株式会社竺仙(中央区) https://www.chikusen.co.jp/


松崎人形②

「『節句文化』の再定義とその魅力の国内外への発信」株式会社松崎人形(足立区)https://koikko.com/


丸久商店①

「江戸東京の大衆生活に根差した文化 注染文化の啓発と普及」有限会社丸久商店(中央区)https://shinedozome.stores.jp/


宮本卯之助商店

「森を創る太鼓:東京の森林資源と工芸技術を活かした、豊かな循環型社会の提案」 株式会社宮本卯之助商店(台東区)https://www.miyamoto-unosuke.co.jp/company/index.php


杢目金屋①

「『江戸木目金(もくめがね)』の技による 唯一無二の結婚指輪を海外へ展開」株式会社杢目金屋(渋谷区)https://www.mokumeganeya.com/

今後の支援について

 都はモデル事業に選ばれた5社に対し、令和3年4月より2年間、以下の支援を行っていきます。
◇江戸東京きらりプロジェクト推進委員等の専門家支援チームによる、ブランディングや効果的なプロモーションについての助言。
◇大手企業やデザイナー、バイヤー等とのマッチング機会の提供。
◇東京都が実施する各種イベントや、広報媒体を活用した取組のPR。
◇その他、取組の実施に活用できる各種事業の紹介等のサポート。

プロジェクトにこめた想い

 江戸から400年以上の歴史を持つ東京には、歴史に裏打ちされた伝統工芸や匠の技、食文化など、魅力ある「宝物」があふれています。

 一方、個性溢れる魅力を持ちながら、国内外に発信していく知見やノウハウが不足するなど、広く世界に知られるケースはまだ多くはありません。
 また、優れた技を持ちながらも、後継者の確保に悩みを抱える事業者も少なくなく、培われた伝統・技術の衰退も危惧されています。

 東京の貴重な財産であるこうした「宝物」は、単なる保護対象としてではなく、国内はもとより、世界の人々にその魅力を広く知ってもらい、生活の中で使ってもらい、東京のブランドとしての価値を認めてもらうことでこそ、未来に引き継がれていくものと都は考えています。

 こうした考え方のもと、都は江戸東京きらりプロジェクトの取組を今後とも進めていきます。モデル事業の磨き上げと発信、東京ブランドの確立やものづくりの本場・東京の再興、屋内外に向けた発信力の支援・強化を通じ、東京の伝統ある産業の魅力向上、技の継承を目指していきます。

ご参考(公式HP、紹介動画)

◆江戸東京きらりプロジェクト公式ホームページ
 https://edotokyokirari.jp/

◆伝統の技~江戸東京きらりプロジェクト~【東京動画スペシャル番組】