見出し画像

都レンジャーから多摩のおすすめゲットした

戦略広報課です。
前回から多摩の都レンジャーを紹介しています。
今回は自然のプロフェッショナルでもある都レンジャー赤塚淳一さんに多摩の自然公園の魅力と楽しみ方」を伺いました。

おすすめポイントいろいろ

多摩の自然公園の良いところは
・東京のベットタウンから近く、公共交通機関だけで登山口まで行くことができる
・登山道もたくさんあってよく整備されている
・日帰り登山のバリエーションがとても豊か
・展望の良い山が多い
多摩地域は地理的に日本のちょうど中心。日本百名山の 3 分の 1 以上が見えます。
自然が豊かで様々な動植物を観察することもできます。季節ごとのダイナミックな変化も感じることができるでしょう。

まずは展望の良い山に登ってみてください。例えば高尾山です。
富士山、丹沢、相模湾、江の島まで見ることができます。また、都心のビル群やスカイツリーも見えます。

高尾山から南側の展望図
高尾山から見える早朝のスカイツリー

お気に入りの山を見つけたら、季節ごとに繰り返し登ってみてほしいです。山の違った表情にきっと驚くことでしょう。東京で一番高い、標高 2017メートルの雲取山の山頂は、春は新緑、夏はマルバダケブキのお花畑、秋はカラマツの黄葉、冬は雪景色など四季折々の魅力が楽しめます。

雲取山避難小屋前からの写真。 12 ヶ月撮り続けた写真。一つとして同じ風景はありません

早起きして動物たちに

多摩の自然公園では、動物園でしか見たことのない、ニホンリス、ニホンカモシカ、ニホンジカなどの動物たちに出会うことがあります。出会うコツは、ちょっと早起きをして登り始めること。

ニホンリス。高尾山や雲取山で会えるかも
ニホンカモシカ
ニホンジカのメス

こんな景色も見れてしまう

「自然が動くのは朝と夕方」という言葉を山で働く人から聞いたことがあります。まったくその通りだと思います。特に朝の景色がおすすめです。

高尾山から見た夜明け前の景色
こちらは高尾山からの日の出。燃えるような赤ですね

朝早い時間に登り始めれば下山も早くなり、安全な登山にもつながります。下山後は日帰り温泉に入るもよし、甘いものを食べたりお土産買ったりもよし。アフター登山も楽しめます。早起きが苦手なら山小屋に泊まるのもいいですよ。

アウトドアも楽しめる

多摩の自然公園の楽しみ方は登山だけではありません。御岳渓谷ではラフティング、カヌー、釣り、ボルタリング、スケッチ、写真撮影など。いろいろな楽しみ方があります。紅葉のシーズンにはライトアップもきれいです。

岩の壁を登るボルタリング
ラフティング
紅葉を描く人たち
日没後のライトアップ

レンジャーが日々歩いて得た情報はビジターセンターへ伝えています。ビジターセンターで開花情報などおすすめの楽しみ方を聞いてほしいと思います。

御岳ビジターセンター
赤塚レンジャー


都レンジャーは巡視中、自然公園の今を記録に残すため写真を撮り続けています。最近は動いていても撮影できるアクションカメラを胸につけ、動画の撮影を試みています。両手が空くので登山中だけでなく作業中の様子も自分で撮影できて便利です。

自然公園や登山道整備などの作業の様子も撮影しています。インスタグラム「Tokyo Natural Parks 」にアップしています。ぜひご覧ください。