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やっぱりアニメが好きだってばよ

戦略広報課です。
日本のアニメは世界中で人気です。かくいう自分もアニメやマンガは大好き。日本の作品はストーリーも凝っていて、とにかくおもしろい!大げさではなく、これまでマンガやアニメに助けられて人生送ってきた、と思えるほどの作品もあります。そう感じているのはわたしだけではないはず。

池袋に新しい聖地?


昨年10月末、池袋に「アニメ東京ステーション(以下アニメ東京)」がオープンしました。
アニメの企画展示や制作資料室などがあり、アニメファンはもちろんのこと、そうではない人も楽しめる施設です。

ここがアニメ東京の入口
たくさんの作品からなるオブジェでお出迎え

「NARUTO-ナルト-」でテンション上げ

エントランスを入るとこんなオブジェが。懐かしいアニメ、最新のアニメなどの作品のキャラクターや名シーンで構成されています。
1月28日まで「NARUTO-ナルト-」の企画展示が開催されました。フィギュアやゲーム展示、ナルトが使う忍術体験などが体験できました。展示は期間限定でその都度入れ替わります。毎回すごいアニメが登場しそう!

企画展示のエントランス。映像と音で「NARUTO-ナルト」を楽しむ空間

展示の中には世界中のNARUTOファンがオンラインで選んだ人気投票「NARUTOP99」にちなんだフィギュアも。「NARUTOP99」には約460万の投票が寄せられ、栄えある一位はナルトの父「波風ミナト」でした。

決めポーズを一緒に

観覧に横浜から来ていたナルトの大ファンという風斗さん。このあとナルトのミュージックライブに行くので、コスチュームもナルトと同じにしてきたそうです。
「ナルトは敵をやっつけるだけではなく、敵とも仲良くなれたりするところが魅力的。何か嫌なことがあってもいつもナルトに励まされてきました」
うん、うん、わかります。わたしもナルト大ファンですから。

楽しそうなお二人。なごむわ~

忍術体験コーナーでは、ナルトの忍術「螺旋丸(らせんがん)」を体験できました。東京動画の取材で同行した都の職員キャスター(左)と風斗さんで一緒に螺旋丸体験。写真は二人が螺旋丸を作っているところ。なんだか楽しそう~。

体験終了後にスマホでQRコード読み込んで操作します。スマホにはこんな感じで映ります。記念になりますね。

海外から来たナルトファンの旅行者も「螺旋丸」
制作資料室が見学できる

地下1階は、都が寄託で保有する約5万点のアニメ素材を保管しています。最近はデジタルで制作するので、使わなくなったセル画やシナリオ、企画書などを展示。またアニメーション制作の工程を見ることができます。

資料について教えてくださったのは、 一般社団法人日本動画協会の山脇壯介さん
過去の作品のカットが入った袋などが棚に展示されています
鉄腕アトムの設定とレイアウト
かつて彩色(仕上げ)をしていた机。鉄腕アトムのセル画があります

特別に見せていただいた松本大洋さん原作「鉄コン筋クリート」映画の動画資料。これも大好きな作品。超カンゲキしました!うわああ

3兆円市場を目指すアニメ産業

今やアニメは日本の有力産業としての地位を確立しています。
一般社団法人日本動画協会の調査によれば、2022年のアニメ産業市場(ユーザーが支払った金額を推定した広義のアニメ市場)は2兆9277億円!史上最高値を更新しました。
コロナ禍のはじまりである2020年を例外とし、2010年代から市場を拡大してきたのです。
 2002年のアニメ産業の市場は一兆円そこそこでした。その後、成長と停滞の時期を経て2010年代に突入。国内配信やライブ・エンタテインメント【注】が増え、また中国やアメリカの配信コンテンツによって、日本のアニメが世界で見られるようになります。それと連動して海外市場が急速に広がったのです。
【注】アーティストが音楽ライブや演劇などを主にステージ上で演じ、ライブ配信で提供されるコンテンツのこと

海外で急成長

海外市場は2015年から急成長し、配信やゲーム、商品化などによる2022年の海外契約数は22,862件。海外市場は1兆4,592億円。国内市場とほぼ同等になりました。
国別契約数は台湾、中国、韓国、アメリカ、カナダ、香港と続きます。他にもベトナムやカンボジア、中南米、中東の契約数も増えています
そういえばアニメ東京に来ていた外国の人たちも、東南アジア、ニュージーランド、フランスとバラエティに富んでいたなあ。

彼らはフランスから来た20代後半のお二人。「小さい頃から日本のアニメ『GTO』『ドラゴンボール』もちろん『ナルト』も見て育ちました。日本は二回目です。秋葉原に行って今日は池袋。あと『君の名は。』の聖地にも行く予定です」と話してくれました。

音楽の伸びもスゴイ

またアニメに使われる音楽も人気があります。海外からの音楽著作権収入のほとんどはアニメ音楽です2019年度~2022年度までの著作権収入は「NARUTO-ナルト-疾風伝BGM」が4年連続で第一位。この分野は伸び続けていて、2022年は18億9450万円にも。
いまや日本のアニメはグローバル!産業として伸びが期待のファンタスティック!
都も日本のアニメを観光の目玉として注目し、このたびのアニメ東京のオープンに至った次第。次世代を担うといっても過言ではないアニメ産業から目が離せません。

そして最新の企画展示情報はこちら。

©創通・サンライズ

2月3日から5月6日まで、アニメ東京ステーションで『機動戦士ガンダムSEED FREEDOM』公開記念~「SEED&GUNDAM SERIES」展が開催中です。制作に関する資料やイラストを展示。また今年45周年を迎えるガンダムシリーズを振り返る企画などなど。
みなさま、アニメ東京にぜひ足をお運びくださいませ。見るべし見るべし。

本文中のデータ出典元
「アニメ産業レポート2022」「アニメ産業レポート2023」

一般社団法人日本動画協会発行

©岸本斉史 スコット/集英社
©岸本斉史 スコット/集英社・テレビ東京・ぴえろ

アニメ東京ステーション
一般社団法人日本動画協会


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