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小笠原というと南国、常夏の島ってイメージを持つ方も多いのではないでしょうか。 確かに一年の多くをTシャツ短パン、サンダルで過ごして、1月1日に日本一早い海開きが行われます。でも、12月ごろから20℃を下回る日が出てきて、最低気温が10℃を下回ることもあります。いやいやそんなの大したことないって思うかもしれませんが、冬は風が強いので体感はかなり寒いです。小笠原島民は寒さに弱いのでダウンを着たり、暖房器具を使う人もいます。 自然に目を向けると、小笠原では春の桜もなければ冬の雪
令和5年11月25日に27名の島民ボランティアの方と、小笠原野生生物研究会スタッフ2名、小笠原支庁土木課職員5名の計34名で小雨の降る中、南島の外来植物駆除に行ってきました。 海水で靴底の泥汚れを落とし、植物の種などを南島に持ち込まないよう服やカバンは粘着クリーナーで清掃し出発しました。 南島に到着後、3班に分かれコトブキギク、コマツヨイグサ、シンクリノイガを駆除します。 作業前に、実施方法を説明しました。 はじめのうちは「これは、抜いていいかな?」とスタッフに確認し
都レンジャーの業務の一つに公園施設の管理があります。父島母島において東京都が管理している公園施設は園地歩道を含めて18か所です。日々、巡視をしながら点検や補修といった作業が多いのですが、この時期はウミガメの救助連絡がたまに来ることがあります。 今回は、ウミガメの調査や研究をしている小笠原海洋センターが島民の方から「アオウミガメが木の根に絡まって動けなくなっている」と通報を受けたことがはじまりです。アオウミガメがいる場所はジョンビーチという東京都が管理する父島海岸線歩道の終
1.父島南崎にある外来種たち みなさんは上の写真は何の花かご存じですか?これはタバコの花です。可愛らしい花ですが、父島ではタバコが野生化してしまい駆除対象になっています。かつて、父島の南崎という場所では1000本以上生えていました。 続いて、この樹木はモクマオウといいます。これも父島では外来種として島内で生育しており、行政、NPO、事業者、島民などが協力して長年駆除のために戦い続けています。これも南崎ではかつて500本以上ありました。 2.なぜ、父島南崎で外来種の駆除を
こんにちは。4月より都レンジャーとして赴任いたしました。前澤良音(まえざわらおと)です。 出身は小笠原諸島の父島です。生まれてから18歳まで父島の自然の中で育ちました。大学では環境教育やエコツーリズムを学び、卒業後は父島の属島の自然保護に携わってきました。 母島赴任ということで、慣れ親しんだ父島の自然とはまた違った小笠原の一面に触れることができてとても楽しみです!小笠原の自然を素敵な状態で残せるよう頑張っていきます。 よろしくお願いします。